配列の作り方

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配列とは

変数の一種に配列というものがあります。これは同じデータ型のものが複数並んでいるもののことを言います。

例えば連続テレビドラマのある1話を変数とすると、シリーズ全体は配列と考えられます。また生徒一人を変数とすると、出席番号順に並んだクラス全体は配列と考えられます。

配列を構成するメンバーの一つ一つはある共通の特徴を持っています。Javaではこの共通の特徴のことを型と呼んでいます。上の例でいうとそれぞれテレビドラマシリーズの各メンバーは1話分のテレビドラマ型であり、クラスの各メンバーは生徒の型となります。

このように一つ一つの型が決まっているものを複数個まとめて管理する形式を配列と呼びます。

配列の長さ

配列の長さとはメンバーの数になります。テレビドラマが10話で構成されていればシリーズは長さ10の配列ですし、クラスの生徒の数が30人いるとすればクラスは長さ30の配列となります。

配列の定義方法

配列の定義は大きく2通りあります。一つは最初に長さのみを決めておく方法、もう一つは構成するメンバーを定義する方法です。int型つまり整数型で定義してみましょう。テレビドラマの各話についての点数を入れるようにします。

配列の長さを指定する方法

int[] season_one = new int[10];

これは10このメンバーを持つ整数型の配列を作ったところです。配列の各メンバーは値が代入されていません。newというのは「右のもののために場所を確保しなさい」という意味です。intはご存知の通り整数型という基本データ型で、整数の値を保持することができます。[]はこれが配列であることを表現しています。一番左のint[]はここで「int型の配列を宣言する」という意味になります。そして左のint[10]は「長さ10の配列」を意味しています。

ただこの間までは値が入っていないために10個の変数を代入しなくてはいけません。配列の各メンバーに値を代入するには以下ようにします。

season_one[0] = 80;
season_one[1] = 75;
season_one[2] = 60;
season_one[3] = 80;
season_one[4] = 70;
season_one[5] = 80;
season_one[6] = 90;
season_one[7] = 95;
season_one[8] = 100;
season_one[9] = 100;

Javaでの数の数え方については以前話しました通り、先頭を0番目と数えます。

数の数え方:0ベースと1ベース

上のコードはseason_oneという配列の先頭つまり0番目に80という値を代入しています。最後は9番目となります。10番目というのは先頭を1から数えた場合の11番目にあたるため10個の配列からはみ出してしまいます。実行すると処理を続けられず中断してしまいます。

配列のメンバーを指定する方法

以下のように書きます。

int[] season_one = new int[]{80, 75, 60, 80, 70, 80, 90, 95, 100, 100};

こちらは右側の[]には数字が入っていません。代わりに中括弧{}の中に代入する値をカンマ区切りで並べています。この並べた10個の値が配列のメンバーとなります。そのメンバーの数が配列の長さとなるので特に配列の長さを指定しなくてもよいのです。
最初の配列の長さを指定する方法だと宣言を1回、代入を10回行う必要がありましたがこちらの方法では宣言と代入の全てを一回の命令で行うことができます。

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