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フォリアについて

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フォリア Foliaとは古楽の時代にヨーロッパで流行した音楽です。3拍子の舞曲がもとになっていて独特のコード進行が特徴的なものです。様々なバリエーションがあるものの一度聞けばこれだとわかるでしょう。

コレルリのバージョン

17世紀のフランスの宮廷音楽家リュリ Jean-Baptiste Lully が最初に作品としてまとめたと言われていますが一番有名なのはコレルリArcangelo Corelli が1700年ごろにまとめたものが有名です。ヴァイオリン・ソナタ 作品5 — Opus 5: 12 Suonati a violino e violone o cimbaloの12番目に収められています。

曲の構成

ニ短調 Dマイナーを基調としていますが途中の5小節目では平行調であるへ長調 Fメジャーになります。この短調と長調の交錯するコード進行がこの曲の最大の魅力でしょう。

Later folia.png
Di Tino 032Opera propria, Pubblico dominio, Collegamento

調の分析

一般には以下のようにすべてニ短調のコードとして分析されますが赤の部分はへ長調に属する領域です。

Dm (i) A7 (V7) Dm (i) C (VII) F (III) C (VII) Dm (i) A7 (V7)
Dm (i) A7 (V7) Dm (i) C (VII) F (III) C (VII) Dm (i)  A7 (V7) Dm (i)

使っているコードを整理すると以下のようになります。

 コード 調 役割 構成音
Dm Dマイナー i D F A
A7 Dマイナー V7 A C# E G
F Fメジャー I F A C
C7 Fメジャー V7 C E G Bb

音階の想定

JavaとMIDIでこの曲を実現するにあたり使う音階を想定します。上記の構成音を元に以下の二つの音階を使います。

D ハーモニックマイナー D E F G A Bb C#
F アイオニアン F G A Bb C D E

Dマイナーは長7度のC#が含まれる必要があるため短7度のナチュラルマイナーは使えません。

音階クラスを使うとハーモニックマイナーは以下のように作ります。引数の音程を見ると通常は隣同士の音程差は半音か全音つまり1か2なのですが最後の二つの音程は8と11の差分の3になっています。これは3半音の増2度を意味します。

Scale scale1 = new Scale(0, 2, 3, 5, 7, 8, 11);

アイオニアンはハノンの1番ですでに使いました。

Scale scale2 = new Scale(0, 2, 4, 5, 7, 9, 11);

次回実装したいと思います。

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