タンゴ:Adiós, Nonino

スポンサーリンク

作詞 Eladia Blázquez、作曲 Astior Piazzollaで1959年10月の作品です。ピアソラの父 don Vicenteの死を機に作られたとのことでおそらく彼の作曲した中で最も有名な作品です。ピアソラ自身のバンドネオンで演奏される器楽曲のバージョンが知られています。

Desde una estrella al titilar,
輝くある星から

me hará señales de acudir
知らせが僕のところに降りてくる

por una luz de eternidad…
永遠の光のために…

Cuando me llame, voy a ir
僕が呼ばれたら、僕は行くよ

a preguntarle por ese niño
あの子供のことを問うために

que con su muerte lo perdí,
彼の死とともに僕が失ったあの子供

que con Nonino se me fue…
ノニーノといた時僕はその子供だった

Cuando me diga, “ven aquí”
「こっちにおいで」と僕が言われたら

renaceré, porque…
僕は生まれ変わる、なぜなら…

Soy la raíz del país que amasó con su arcilla,
僕はその国のいわば根っこだ、その土を抱える国の

soy sangre y piel del tano aquel que me dio su semilla.
僕はイタリア移民の血であり肌だ、その種を僕に与えたイタリア移民の

Adiós, Nonino. ¡Qué largo sin vos, será el camino!
さよなら、ノニーノ あなたのいない道がどんなに長いことだろう!

Dolor, tristeza, la mesa y el pan,
苦しみ、悲しみ。テーブルとパンと

y mi adiós, ay, mi adiós a tu amor, tu tabaco, tu vino.
それと僕のさよなら、あなたの愛とタバコとワインへの僕のさよなら

¿Quién, sin piedad, me robó la mitad, al llevarte, Nonino?
誰が、哀れみなしに、僕の半身を盗んだのだろう、あなたを連れ去りながら、ノニーノ?

Tal vez un día, yo también mirando atrás,
おそらくいつかは、僕も同じように振り返ってみながら

como vos, diga “adiós, no va más”.
あなたのように言うだろう「さよなら、もうこれ以上はいいよ」って

Y hoy mi viejo Nonino es una planta,
そして今日歳老いたノニーノは自然の一部になっている、

es la luz, es el viento y es el río.
彼は光であり、風であり、河なのだ

Este torrente mío lo suplanta
この僕の心の流れは彼の埋め合わせになっている。

prolongando en mi ser su desafío.
僕の存在の中で彼の試みは引き伸ばされている

Me sucedo en su sangre, lo adivino
僕は彼の血にたどり着く、私が推測するには

y presiento en mi voz su proprio eco,
そして僕は彼のこだまを僕の声の中に感じている

esta voz que una vez me sonó a hueco
この声は一度空虚に響いた

cuando le dije “adiós, adiós Nonino”.
僕が「さよなら、さよならノニーノ」と言った時に

Soy la raíz del país que amasó con su arcilla,
僕はその国のいわば根っこだ、その土を抱える国の

soy sangre y piel del tano aquel que me dio su semilla.
僕はイタリア移民の血であり肌だ、その種を僕に与えたイタリア移民の

Adiós, Nonino. Dejaste tu sol em mi destino,
さよなら、ノニーノ あなたは僕の宿命の中にある太陽を持ち去った

tu ardor sin miedo, tu credo de amor
あなたの恐れのない熱狂と、愛の確信を

y ese afán, ay, tu afán de sembrar de esperanza el camino.
そしてその熱心さ、ああ、道に希望の種をまくあなたの熱心さを

Soy tu panal y esta gota de sal que hoy te llora, Nonino.
僕はあなたのハチの巣のようあものだ、
その塩辛い蜜は今あなたに向かって叫んでいるよ、ノニーノ

Tal vez el día que se corte mi piolín
おそらくいつかは、僕の命の糸が切れる時

te veré y sabré que no hay fín.
僕はあなたに会い、終わりなどないことを知るだろう

tano — アルゼンチンでイタリア人移民とその子孫を指す

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。